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元駐在員が本音で語る、海外駐在の4つのメリットと4つのデメリット

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こんにちは、日比谷タクミです。 
今日はみんなが気になる、でも知らない海外駐在について話をしたいと思います。

 

 

年々増える若手~ミドルへの海外赴任チャンス

最近は海外志向の方が増えたのと、新興国におけるビジネスポテンシャルに注目する企業が増え、従来に多かった米国やヨーロッパなどに加え、中国や東南アジアなどに海外赴任のチャンスが広がってきました。

 

そんな日比谷タクミも、アジアの複数の国に駐在していました。その後日本に戻ってきて、今は国内事業を担当していますが、また別の国でチャンスがあればチャレンジしてみたい気持ちはあります。

 

もちろん単身での赴任と、家族帯同での赴任では状況を大きく異なりますし、どの国に赴任するのかでも大きく違います。またどんなポジションで仕事をするかによっても大きく違います。

 

今回は一般的に言われている
海外駐在のメリット、デメリットに加え、
実際に日比谷タクミの経験に基づく見解

を交えて解説していきます。

 

 

海外赴任のメリット

高いポジションで仕事ができるケースが多い

海外駐在の場合、日本でいるポジションよりも高いポジションで仕事を任されるケースが多いです。日比谷タクミも日本においてはいわゆる中間管理職レベルでしたが、現地では事業のトップマネジメントとして働かせてもらいました。

一番良かったのは、

1人で意思決定を行う経験ができたこと

です。

経営には結論を出すのが難しい問題がたくさんあります。事業戦略の策定、リソースの投資判断、組織、採用など様々です。どの意思決定も、会社の成長を決める要素になるため、胆力、合理性、そして自身の判断へのコミットメントが求められます。

 

本社から求められるハードルレートをもとに、自分で事業計画を立ててPL/BS/CFを管理し、戦略を立てて遂行していく、そしてそれを英語で行う、そんな事業運営経験を出来たことはとても大きな経験でした。

 

異文化適応力がつく

やはり人種が違うと物事の考え方、優先順位、価値観の違いなどが異なります。そもそも宗教が違うと仕事への前提も異なったりします。


その異文化の中で現地従業員にどう動いてもらうのか、また現地の購買者に向けてどうやってマーケティングを行うか、など頭を働かせて、考えをアジャストしていかなければいけないことが沢山ありました。

元々環境適応力は高い方だと思っていましたが、この経験を通じてさらに磨かれたと思います。

 

また、海外の人と仕事をすると一気に世界を身近に感じるようになりました。


行ったことがない国に行ってもサバイブできると思えるようになりましたし、どの国の人とも普通に仕事ができる、コミュニケーションできると思えるようになりました。

これは日比谷タクミが現地で実際に仕事をする中で理解したことですが、

人間の本質、ビジネスの本質というのは、宗教が変われど、文化が変われど、言語が変われど一緒である

ということに気づけたのが大きかったと思います。

 

 

世代を超えた友人ができる

どの国にも日本人コミュニティというものはあるのですが、多くの方は同世代の友人と付き合うケースが多いと思います。

日比谷タクミは好んで自分よりも年齢の一回り、二回り以上、場合によっては自分の父親世代の駐在員の方々と多く付き合っていました。

様々な業界で、様々な国での海外駐在の経験がある深みのある先輩方との会話は多くの学びがありました。

 

可処分所得が増える

よく知られた話ですが、駐在手当、住居費負担など様々なベネフィットがあり、海外駐在の期間中は可処分所得が増えます

日比谷タクミがいたアジア地域は一般的には危険地扱いとしている企業が多いので、危険地手当というのもありました(実際に国によっては日本人が多く殺される、犯罪に巻き込まれるというのはよくあるので、それを考えると当たり前といえば当たり前ですが)。

私も総合商社の海外駐在員の友人と親交がありましたが、そういう属性の方々は30歳前後に海外駐在となっても年収2000万という水準になります。

日比谷タクミの場合、駐在員にはそこまで手厚くはなかったので、そこまでではありませんでしたが、間違いなく可処分所得は増えて、貯蓄は増えました。

 

 

海外赴任のデメリット

日本の話題に全くついていけない

しばらく海外にいると日本国内の話題に全くついていけなくなります。現地の情報の方が仕事においてのバリューが高いのでそちらが優先となり、政治、経済だけでなく、芸能などの話題などもかなり弱くなります。

日本人相手に仕事をする業種での海外駐在であればそうはならないかもしれませんが、日比谷タクミの場合は現地人相手のビジネスで、ほぼ現地で日本についての話はしませんでしたので、かなり日本の情報に弱くなりました。

 

日本でのキャリアがリセット

仮に海外でどれだけ良質な仕事をしていたり、どれだけ良質な経験を得ていても、国内事業に帰ってくると、多くのケースで一旦リセットされてしまいます。


そもそも海外進出をしている企業では、海外事業を運営している部門と、国内事業を運営している部門で全然接点が無いケースが多いです。国内事業の人は、海外での仕事に求められる温度感、難易度、実績などを知らないケースがほとんどです。

 

日比谷タクミも日本に帰任する時に国内事業の担当として戻ることになりましたが、日本側の人間からすると

「なんか海外に行ってた怪しいやつが異動してきた!」
「新興国での仕事のレベルなんか低いんじゃないの?」

みたいな感じになります。そのため、最初は全然信用されませんでした 涙

 

長期間海外に行ってしまうと社内の知り合いもほぼ居なくなっていることもあると思うので、それも影響します。大なり小なり1から社内評価を確立しないといけなくなります

 

しかし、あまり心配いらないと思います。
日本でいざ仕事を始めてみると、海外での意思決定や異文化の中でのマネジメントを行っていた経験が明確に差別要素になります。

大組織で働いているミドル層だと、どうしても機能部門単位での経験しか持てず、事業全体を俯瞰して物事を考える経験、自分で意思決定をする経験まで持つことがなかなかできません。

実体験からも、ちゃんと海外でよい経験をできている人は、その経験を武器に早晩キャッチアップし、評価を確立できると思います。

 

 

友人と疎遠になる

日本国内の友人とはしばらく会わないうちにライフステージが変わり、自然と疎遠になっていきます。

いわゆる旧友は別ですが、残念なことにやはり6年も合わないと社会人になってからの深いとも言えない関係性の人とは、記憶とともに関係性も薄くなっていきます。

これ、かなり寂しいものです・・・。

 

投資ができない

非居住者は証券投資が出来ない

日比谷タクミにとってはこれが一番大きかったです。

海外駐在になると住民票を抜く必要があり、日本においては非居住者扱いになります。
現状、国内の証券会社は二国間での課税ルールが整理できないことから、非居住者の取引を制限しています。

SBI証券、マネックス証券などは口座維持は可能で、売買が禁止

というのが基本スタンスで、特定口座、NISA口座は今でも閉鎖が求められています。

野村、大和、日興、そして楽天証券なども取引は禁止で、口座維持は可能というステータスになっています。


日比谷タクミはリーマンショック後に一度リバウンド狙いで個別株を仕込み、ちょっとだけ利益を得ましたが、その後はマーケットが落ち着くまで静観しており、しばらく証券口座から資金を抜いていました。

www.richsalaryman.work

 

海外駐在となり、投資を再開しようとしたところで、

非居住者は売買ができない

ということを知り、絶望しました。

米国の証券会社や、現地の証券会社も使うことも考えましたが、赴任先が新興国だと日本からの送金や為替対応の難易度が非常に高く、あまりにも面倒なので挫折しました。

 

開けられなかった仮想通貨口座

2017年末にビットコインに代表される仮想通貨バブルが来る8カ月前、2017年3月に「ビットコインの価値が将来1億円になる」
という記事を目にしました。


早速乗ってみようと、日本の仮想通貨取引所3社に口座開設依頼を出しました。
当時のビットコイン価格は30万円でした。

 

しかし、現住所確認ができる身分証明書が口座開設の条件でした。
取引所各社に本人確認資料となる居住国の住所を証明する就労ビザを送りましたが、

・日本の身分証明書でないと対応できないだの
・現地で取得ができない追加書類が必要だの
・郵送が数カ月届かないだの
とやっているうちに、7月になり、8月になり、9月になり、ビットコイン価格は80万円になってしまいました。

ようやく一社の口座開設が出来たのが2017年10月。残り2社は結局空きませんでした。

 

それでも何とか超バブルに乗り損ねまいと、そこからコインチェック事件が起こるまでのバブルには乗り、短期で売り逃げました。

確かに一定の利益は出たのですが、非居住者であったが故の、かなり痛い乗り損ねであったことは間違い有りません。

 

2019年現在、BitflyerやZaifなどの日本の仮想通貨取引所各社は、非居住者は口座開設が出来なくなっており、外資系の数社のみが受け入れを行っています。

 

 

まとめ

 

紹介した通り、海外駐在には確かに可処分所得が増えるというメリットがあります。

しかし、日本に戻って来てからというものの
・投資を再開して配当収入が入ってくるようになった
・生活費が下がった(日本のスーパー、コンビニ、公共交通機関はすごい)
・旅行に行ったり、飲みに行ったりが少なくなった

といった生活上の変化もあり、

なぜか海外駐在中に様々な手当をもらっていた頃と比べても、年間の貯金額がほぼ変わらない(むしろ増えている!)という、不思議な状況になってしまっています。。。

 

www.richsalaryman.work

 

 

何よりも、海外駐在での経験は

キャリア、そして人生における経験

という意味での価値があると思います。

 

今回は日比谷タクミの体験談に基づくお話が多く含まれています。

日比谷タクミはある意味ラッキーでしたが、海外駐在のチャンスはそんなに簡単に得られるものでは無いと思います。

実力だけでなく運にも左右されるので、なかなか簡単でないのも分かってはいますが、機会があれば是非チャレンジしてもらいたいなと思ってます。

 

ただ1つだけアドバイスを。
「駐在発令が出てからすぐ、資産運用まわりの対応をしておこう」

 

 

 以上、日比谷タクミでした。今回も最後までお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m

 

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