日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンのための資産形成

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アセットアロケーションとリバランスについて具体的に解説してみる

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こんにちは、国際分散と配当再投資で令和の生き残りを目指す日比谷タクミです。 

日比谷タクミは資産運用において、アセットアロケーションによる資産分散を重視しています。その理由は

「リスク、リターンのバランスを取った安定的な運用」

です。

コレに尽きます。

そして、ポートフォリオのバランスを調整する"リバランス"も定期的に行っています。

しかしこれはあまり多くの投資家の方が実施していないと感じており、

「インデックス投資1本」
「高配当株式1本」

という投資スタイルの方が結構多いように見受けられます。

「アセットアロケーションが投資成果の8割を決める」

と言われるほど大事なことです。

今回はこのアセットアロケーションとリバランスについて具体的に解説していきたいと思います。

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アセットアロケーションの基本知識

アセットクラスに資産を分散する

アセットアロケーション(資産配分)という考え方は、投資を行っている人であれば一度は聞いたことがあると思いますが、これは投資家が許容できるリスク、投資目標に応じて、資産配分を決めてリスクとリターンのバランスを取ることを指します。

アセットアロケーションは、まずアセットクラス(資産分類)と呼ばれる

・株式
・債券
・不動産
・コモディティ
・現預金

などに対して何%程度資産を割り当てるのかを決めます。このアセットクラスの比率がポートフォリオの考え方の中核です。

分散することでリスクとリターンのバランスを取る

以下は直近1年のBND (緑)と、VOO(青)の図です。

BNDは投資適格な米国債券に幅広く投資を行う債券ETFで、VOOは米国のS&P500に連動する株式ETFです。

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ご欄の通り、S&Pのボラタリティの大きな動きに比べて、BNDが株式の上昇局面でも下落局面でも極めて安定的な動きをしているのが分かると思います。

以下はQUICK資産運用研究所が出している投信の相関係数一覧ですが、先進国債券(投資適格)と先進国株式の相関係数は0.66です。

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比較的相関はありますが、分散効果は出ていると言える数字です。

この表から見ると先進国株式と新興国株式との相関係数も0.74と、同じ株式というアセットにおいては近い動きをしているものの、先進国株式と新興国株式で多少異なる動きをしているのが分かります。

このように、

値動きの異なる種類の資産クラスをポートフォリオに入れていく

それによりポートフォリオ全体のリスク・リターンのバランスを取るのが、分散投資の考え方です。

実際にリスクとリターンはどう動くのか?

ではMY INDEXから取得したデータを元に、実際にポートフォリオの分散効果について4つのパターンからみていきましょう。

①先進国株式100%   VTなどに全額投資するケースなども該当
②先進国株式50%、新興国株式50%   VT,  VWO等に半々で投資するケースなど
③先進国株式50%、現金50%   資産の半分は現金で持っておくパターン
④日本株を除く株式、債券、REIT等の資産クラスに分散するパターン

 
日本円(国内債券) 0% 0% 50% 10%
先進国債券 0% 0% 0% 15%
新興国債券 0% 0% 0% 15%
国内株式 0% 0% 0% 0%
先進国株式 100% 50% 50% 15%
新興国株式 0% 50% 0% 15%
国内REIT 0% 0% 0% 15%
海外REIT 0% 0% 0% 15%
平均リターン 5.1% 6.2% 3.0% 6.9%
リスク 18.8% 20.4% 9.4% 12.6%
シャープレシオ 0.27 0.30 0.32 0.55

実際に過去20年の円ベースでの平均リターン、リスク、シャープレシオの結果です。

①の先進国株式のみのポートフォリオは平均リターン5.1%、リスク18.8%となりました。これは②の新興国株式よりも若干リターンが低いですが、リスクもその分やや低いという結果です。

③の日本円(or国内債券)比率50%の場合、リスクは大きく下がりますがリターンもその分減少します。もちろんキャッシュポジションを持っている分、暴落時の買い増しなどはしやすくなりますが、ただ長期保有しているだけでは資産が増えづらいのは明白です。

注目すべきは資産分散されている④です。

先進国債券、新興国債券、国内REIT、海外REITといったアセットクラスを均等に保有しているのですが、平均リターンは6.9%と高まり、リスクも12.6%と他の①、②よりも圧倒的に下がっています。シャープレシオも0.55と高く、ポートフォリオの効率が良いことを示します。

これはリターンが高いREITを組み入れており、債券によってリスクを抑えていることが理由です。

※シャープレシオとは

リスク1単位当たりの超過リターン。シャープレシオが高い場合は、リスクと取ったことに対するリターンがしっかり返ってきており、投資効率が高いことを意味する

この数値が示す意味は重いです。

例えば、期待リターンだけを株式100%のポートフォリオになっている場合、知らず知らずのうちに高いリスクを抱えており、かつ投資効率も悪い状態になっているということです。

それを理解した上で、リターン追求の戦略を選んでいるのであれば問題ありませんが、知らずに行っているのであれば、かなり危険な投資行動と言えるでしょう。

日比谷タクミのアロケーションとリバランス戦略

アセットアロケーション基本方針

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株式

株式比率は基本60%で最大70%としています。景況感やインデックスの株価水準によって比率を変えていこうと思っています。

株式クラスの中身でいうと

・約7割米国、残りが新興国と国内
・高配当株がメインで、インデックスはサテライト

という内訳になっています。PFFは債券的性格の優先株式ETFですが、一応ここでは株式に含めています。

債券

債券は先進国債券が7割、新興国債券が3割となっています。

債券と言ってもリスクが高いハイ・イールド債のJNKが先進国債券に入っていますが、債券的性格のPFFが株式に入っているので、そこで株式・債券間の比率バランスを取ってくれていると考えています。

REIT

J-REITと海外REITを両方保有しています。

配当利回りが高いでもう少し持ちたい所ですが、海外REIT、国内REITとも上昇局面にあり買いづらいので現在は10%程度に収まっています。今後、20%程度まで増やす局面もあるかも知れません。

リバランス手法

アセットアロケーションでもう1つ大切なのはリバランスです。

運用をしていると、資産が値上がりしたり、値下がりしたりします。そして当初決めた資産配分ターゲットの水準からズレが生じてしまうので、定期的にバランスを調整していくことをリバランスと言います。

リバランスには主に2つの手法があり、日比谷タクミはケースに応じて両方とも取り入れています。

積立リバランス

値下がりしているアセットクラスを買って、ターゲットバランスに向けて比率を元に戻していく手法です。

売却はせずに買付だけでバランスを整えるので、市場の変動についていくためには、ある程度の入金力が必要になります。

売却・買付リバランス

値上がりしているアセットを売却して、値下がりしているアセットを買い付ける方法です。ただ、値上がりしているからと言って全額売却をするのではなく、基本的には元の資産バランスに戻す分だけを売却します。

日比谷タクミの場合は、もともとの投資原資より値上がりした分だけ売却して、値下がりしているアセットに回すケースが多いです。

 

リバランスはアセットクラスの調整のためにするので、株式→債券、債券→REITといったアセットクラスを超えて行うのが基本です。

しかし、実際には株式インデックス→高配当株、先進国債券→新興国債券といった形で、マーケットの状況や自身の好みにあわせたリバランスも行っています。

現在のアセットバランス

こちらの記事で紹介していますが、日比谷タクミの2019年6月末時点のアセットバランスは以下の通りです。

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このアセットバランスに現金は入っていませんが、分散投資を実行しているのが分かると思います。

この資産配分での過去20年の実績は、

平均リターン :5.7%
リスク    :13.6%
シャープレシオ:0.42%

となっています。

安定的な水準のリターンを取りにいき、リスクも軽減しようとしているのがご理解いただけるかと思います。

まとめ

今回は資産運用の基本であるアセットアロケーションとリバランスについて解説していきました。

どうしてもわかりやすくシンプルな投資手法として、株式を投資先とする投資信託や海外ETFの積立などが話題に登ります。

しかし、資産運用の世界では毎月コツコツと株式インデックスを積み立て投資しているだけでは、時間分散が出来ているだけの株式への集中投資です。資産分散が出来ているとは言えません。

今回お伝えしたかったのは、

「自分が抱えているリスクと期待しているリターンのバランスを知ろう」

ということです。

それを知った上で、どうやって市場に向き合っていくかは人それぞれだと思っています。

今回の記事が何らかのお役に立てれば幸いです。

 

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