日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンの資産形成

日比タクです。分散×高配当再投資による王道インカム投資を行っています。会社員として堅実な資産形成を目指される方に向けて投資・資産管理の情報を発信しています。

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投資を始めた人が気を付けるべき、投資の先輩達からの「7つのアドバイス」

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こんにちは、日比タクです。

投資を既に行っている方、これから投資をしようと検討をされている方は、様々な投資アドバイスを参考にされるのではないでしょうか?

リアルな世界でも色々なアドバイザーの人はいますし、ネットの世界にもブログやSNSなどで投資に関連する情報は山ほど散在しています。

知識や経験がない段階では、どうしても外部の知識に頼るもの。

しかし、その情報の見極めはとても難しいというのが現状です。

今回は、

投資を始めた人が気を付けるべき、投資の先輩達からの「7つのアドバイス」

という内容で、よく聞く投資のアドバイスに対する注意点について解説していきたいと思います。

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投資の先輩達からの「7つのアドバイス」

①「給料は上がらないから投資で稼がないと!」

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まずこの発言には大きく2つの問題があります。

1つは「給料が今後上がらないと認識していること」
もう1つは「投資で収入を賄おう」

という考えであることの2点です。

そもそも給料は、上がる・上がらないと外的要因で決まるものではなく、

”自分で上げていくもの””

です。

もし今の会社の今の給料に不満があれば、より高い収入を求めて転職をすれば良いですし、転職したければ現職で実績を出せばよいですし、現職で実績を出したくければもっと勉強をすれば良い訳で、やれることはいっぱいあります。

本業の収入を上げることを諦めてしまうと、投資を通じて資産形成を行っていくのに一番重要な、

「入金力」

を得ることが出来ません。

また、投資で稼ぐという発想になってしまうのはサラリーマンの資産形成として本末転倒です。

投資というのはリスクがあります。会社員として給料という形の報酬を受け取るのとは全く異質のものです。

言葉遣いとしても「投資で稼ぐ」というのは、

ギャンブルを連想させます

堅実な資産形成とは対をなす表現です。

サラリーマンの方は本業がありますので、投資はあくまで副次的なもの。投資がギャンブルにならないように、「投資で稼ぐ」という表現に出くわしたら、しっかり注意アンテナを働かせるべきだと思います。

②「いい会社を選んで投資しましょう」

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これは極めて一般的なアドバイスに聞こえますが、ある意味正しく、ある意味注意が必要なアドバイスです。

まず、

「いい会社を選ぶ」という時点で、想定している投資先が"株式"であり"個別株"

ということになっています。

そもそも株式という資産に投資をする理由は何か?そもそも個別株に投資をする理由は何か?という事前整理が前提にされておらず、いい会社の株式を選んで投資をすれば大丈夫、という神話に近い話になっています。

大前提ですが、

アセットアロケーションが資産運用の基本です。

①株式・債券・不動産(REIT)・商品など値動きが異なる様々な資産(アセット)を、
②先進国・新興国・自国(国内)などの投資先に分散させること
によって、投資リスクを分散するのがアセットアロケーションです。

「いい会社を選ぶ」というのは銘柄選定の話をしているので、①、②に続く、③番目に考えるべきことなのです。

「投資=いい会社を選ぶこと」というのは合ってはいますが、前提となる検討プロセスをしっかり踏みましょう、という点は理解が必要です。

※アセットアロケーションについて学びましょう。

③「暴落に備えてキャッシュを手元に持っておけ」

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これも正しいは正しいのですが、偏った意見と言えます。

この"暴落に備える"というのは、

「1つの資産に投資していて、その資産が暴落した時にキャッシュを持っていないと、底値で買って平均取得単価を下げることが出来ない」という暴落対策が前提になっています。

ITバブル崩壊やリーマンショックの事実を知っている人は、一般的には株式50%+キャッシュ50%といったポートフォリオを推奨されています。

しかし、よく考えて頂きたいのは"キャッシュを保有するデメリット"です。

・インフレで確実に減価する

世の中にはインフレという現象があります。

これは物価が上昇することにより、相対的に現金の価値が減少すること。現金を保有している限り、長期で見ればインフレによってほぼ確実にその価値は減価します。

・利回りを生まない

現金というのは投資リスクに晒されないので、インフレ以外の理由で大きく価値が棄損するということはまずありません。

しかし、リスクに晒されないのであれば、利回りも産まないのであって、投資において最も大切なリソースである"時間"を活用できていないことになります。

なので、個人的にキャッシュを沢山保有するという方針には否定的で、暴落リスクに対応するためなら、株式と値動き相関が弱く、流動性の高い資産を買っておけばいいと考えています。

※日比タクのポートフォリオです。キャッシュは極力持たずに資産分散を心がけています。

④「利益確定と損切ルールを決めておけ」

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もしあなたがスイングトレードや短期トレードなどを行うなら、利益確定と損切ルールを決めておくのは大切かも知れません。

なぜなら、投資ルールを決めておかなければ底なし沼のように含み損にはまり、抜け出せなくなってしまうこともあるからです。

しかし、あなたがインデックスファンドへの投資や、高配当アセットへの投資を考えているのであれば、そもそも

"利益確定も、損切りも、するチャンスがない"

と思います。

インデックスファンドであればドルコスト平均法での積み立て投資になると思いますし、高配当PFを組んでの配当再投資であればバイ&ホールドで買い増しになると思います。

そうなると結局売り買いというより、定期的に買う、安くなったら買う、といった買いを前提とした動きになります。

ガチャガチャとタイミングを見て売り買いを繰り返す投資になると、利確・損切ルールは大切なのです。

しかし、

今の株価は安いのか、高いのかは誰にも分からない

タイミングを見て、投資をしようというのは投機に近い投資手法で、あまりサラリーマンの堅実な資産形成には向いていません。

⑤「インデックスファンドの積み立てが最強だよ」

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インデックスファンド、インデックス連動型のETFは総じてアクティブファンドよりも安定したパフォーマンスを残してきた歴史があります。

株式投資の名著であるジェレミー・シーゲルさんの「株式投資の未来」、リチャード・エリスさんの「敗者のゲーム」、バートン・マルキールさんの「ウォール街のランダム・ウォーカー」などでも、世界や国の経済成長そのものに投資をするインデックス投資の有効性が書かれており、課税先送りなどの効果もあります。

長期で老後資金を形成するにはとても有効な投資法と思います。

 

しかし、インデックス投資には"2つの大きな懸念"があることは押さえておきましょう。

・インデックス投資は配当・分配金が出ない(少ない)

日本の投資信託であれば殆どが分配金を出しませんし、米国ETFであっても分配金は1%~2%台と低いのがインデックス投資です。

この、運用をしながら

キャッシュが生まれない(生まれづらい)

というのは、やってみると分かりますが割と厳しいのです。

長期で持ち続けていれば、米国なら米国の成長に応じて資産額は順調に増えていくでしょうが、運用によって現金が増えているという手ざわり感はありません。

ましてや売却しない限り利益は一切確定しないので、暴落などが来たら、含み益は無くなります。

さらにキャッシュが生まれないのが厳しい理由を述べると、

資産形成を通じて人生の選択肢を広げづらい

という点です。

配当や分配金などの安定的なキャッシュフローがあって、それが生活費を上回っている状態であればいわゆる経済的自由(ファイナンシャルフリー)の状態になります。

そうすれば、リスクある転職もしやすいでしょうし、起業も出来るかも知れない。仕事を休んでしばらく海外で住んでもいいかも知れないし、セミリタイアだって出来る訳です。

しかし、インデックス投資ではそういうことがしづらいのです。なぜなら、現金を手に入れるためには、資産を売らないといけないからです。

・暴落や市場低迷に弱い

インデックス投資は配当・分配金が出ない(少ない)ので、株価が低迷している時に再投資効率がとても悪くなります。つまり、下落している時には自己資金をコツコツ投入して平均取得単価を下げることしかできません。

一方で、配当・分配金がある場合は、株価が下がった時にもその配当・分配金を使って買い増しが出来ます。

この差は非常に大きく、ジェレミー・シーゲルさんは

「配当は下落相場のプロテクター、上昇相場のアクセル」

と表現しています。

 

⑥「高配当株で不労所得をゲットしよう!」

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日比タクは基本的に高配当のインカム投資戦略を取り、株式、債券、REITなどの資産に分散をして投資をしています。

しかし、メインは株式であり、高配当株式もコアの投資対象になっています。

一方で、個別株への投資はリスクも伴います。

一般的には、

配当利回りが高い=株価が低い=業績が不安である

という傾向になりますので、高い配当利回りのみを追い求めて個別株への投資を進めると、

業績悪化→減配(無配転落)→株価暴落

といった最低の状態に陥ることもあります。

"銘柄選定"もさることながら、高配当株を買うのであれば"銘柄分散"が非常に重要です。逆に、これが出来ないのであれば高配当株への投資は推奨できません。

⑦「セミリタイア、FIREを目指そう」

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多くの個人投資家の方が、できるだけ早期のセミリタイア、FIREなどを目指されているのではないかと思います。

しかし、ちょっと待って欲しいデス。

「セミリタイアをした後に何をする予定ですか?」
「FIREできたら本当に幸せですか?」

という質問への答えをお持ちでしょうか?

リタイアするのに必要な資金を1億以上、そして年間に得られる配当・分配金は300万程度とすると、仮にセミリタイア・アーリーリタイアしてもそんなに贅沢はできません。

仕事を辞めることはできますが、いつも通り慎ましやかに過ごすことしかできないのであれば、人生への刺激は減ってしまいます。

出来ることは、お金をかけずに出来る趣味を見つけるくらいでしょう。

セミリタイア、FIREを目指すのは素晴らしいこと。
しかし、それはゴールではなく、手段なはず。

「サラリーマン辛いから!」ではなく、ご自身が何を求めているのか、どんなことをしたいのか、そのための手段としてセミリタイアやFIREが理想なのかどうかも踏まえて、ちゃんと考えてみてもいいでしょう。

 

まとめ

今回は投資を始めた人が気を付けるべき、投資の先輩達からの「7つのアドバイス」という形でお伝えしました。

これら全てのアドバイスには一理あるのです。

そして1つの側面から見ると的を射ているのですが、異なる側面に光を当てると必ずしも本質的でないものもあるのです。

どんな情報やアドバイスもご自身で取捨選択をされるべきですが、そのコツは、

"多面的に考えること"

それだけだと思います。

 

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