日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンのための資産形成

長期分散/配当再投資/高配当株/マネーリテラシー/キャリア形成

【スポンサーリンク】

「いつ買付したり、いつ売却したらいいのか分からない」という人のための投資処方箋

スポンサーリンク

f:id:Meister57:20190627235504j:plain

こんにちは、日比谷タクミです。

株式、債券、REIT、FX、コモディティ、仮想通貨など、世の中には沢山の金融商品があり、現在は金融市場を通して簡単に個人が売買することができます。

多くの方にとって投資をする目的は大きく2つあり、

①値上がり益(キャピタルゲイン)を得ること
②配当(インカムゲイン)を得ること

になります。

基本的に株式、債券、REIT、為替などの投資対象に資産の裏付けのあるものに投資を行う場合は、①と②の両方の目的を満たせる可能性があり、需給のみで売買されるコモディティや仮想通貨は①のキャピタルゲインのみを目的とした投資となります。

「安い時に買って、高い時に売る」という、投資で利益を出すための原則はありますが、実際に投資における売買は「言うは易く行うは難し」です。

今回はよく推奨されているけれども、実際は難しいキャピタルゲインを狙ったインデックス投資の話を中心に、「いつ買付したり、いつ売却したらいいのか分からない」という人のための投資処方箋について書いていきます。

この記事はこんな方にお勧め

・投資を考えているが、損失を出すリスクがあって踏み出せていない
・投資信託を持っているが、いつ売却すればのかわからない
・インデックス投資とインカム投資のどちらが良いのかわからない

f:id:Meister57:20190627180418j:plain

 

①キャピタルゲイン投資(資産売却を前提とする)

買付をするタイミング

今回は解説に米国の代表的な株式指数であるS&P500を使います。

多くの投資家が推奨している銘柄で、日比谷タクミもS&P500指数に連動するETFであるVOO保有しています。

米国S&P500の過去1年チャート

過去1年チャートを見るとS&P500は上下動を繰り返しています。現在S&P500は史上最高値付近にありますが、12月にはパウエルショックと呼ばれる大きな急落がありました。

このチャートを見ると、もし2018年12月にS&P500が2350ドルまで下がったタイミングで買っていれば、6月末現在では23%くらいのキャピタルゲインが取れていたことになります。

f:id:Meister57:20190627171521p:plain

Source: macrotrend

しかし、本当にその底値で買うことは可能でしょうか?

おそらく、ほとんどの投資家は暴落局面では買いを入れることはできていないと思います。

なぜなら「さらに株価が暴落する可能性があって怖いからです」。

まず1つ目の結論は、

「タイミングを見て投資をするのは極めて難易度が高い」

ということです。

S&P500の過去10年チャート

一方で期間を10年に伸ばしてみると、景色が変わります。

直近1年の値動きは大した話ではありません。ここ10年でS&P500は上昇を続けおり、過去最高値を継続的に更新しています。

S&P500は米国の証券市場に上場する米国主要銘柄500を集めたインデックスで、定期的に銘柄の入れ替えも実施しています。

米国経済が成長する限り、インデックスも成長していくとも考えられており、世界の中でも最も長期の成長蓋然性が高い主要インデックスの1つと言われています。

f:id:Meister57:20190627172236p:plain

Source: macrotrend

 

このように10年チャートみると、「いつ買っても上がり続けているので、どこで買ってもほぼ一緒」という見方もできます。

米国は長期で見れば、過去一貫して経済成長を遂げています。今後も米国の成長を信じる場合は、売買タイミングは関係なく、継続して投資をしていくことも可能です。

S&P500の過去30年チャート

しかし、30年に期間を広げるとまた異なる解釈が出てきます。確かにS&P500は長期で一貫して成長はしていますが、大規模な暴落にも巻き込まれています。

もしITバブル崩壊前の2000年に株価の天井で2200ドル前後で購入してしまった場合、元値に戻るには約15年の歳月を要しています。

リーマンショック前の高値である1900ドル前後で購入してしまった場合、買値に戻るのに約5年がかかります。

f:id:Meister57:20190627171724p:plain

 

仮に手元に投資可能資金が潤沢にあっても、大量の資金を一度に投入してしまうと、もし購入直後に暴落があった際に身動きが取れなくなってしまう可能性もあります。

しかし度々暴落に見舞われても、ドルコスト平均法を取って継続的に買付を行っていれば、下落局面では安い価格で買付ができるため、平均購入単価を下げて長期のリターンを高めることができます。

「一度に資金を投下せずに、期間を分散して投資をする」
「継続的に毎月一定額の買付をする」

という買い方が、投資リスクを抑え、インデックス投資において長期的なリターンを改善していく意味で望ましいです。

売却をするタイミング

どこかで必ず売るのがキャピタルゲイン投資

さて、キャピタルゲイン投資において、長期では着実な成長が期待できるであろうインデックスに投資を行い、時間を分散して継続的にコツコツと買い増しをしていくことを始めれば、後は「ただ、待つだけ」です。

インデックスに投資をする、ということは長期で指数価格の成長を期待するというということなので、とにかく我慢してじっと待つことです。

しかし、多くの方にとって投資資金は、「いつかどこかで使うつもり」で運用しているはずなので、数年後か、数十年後か、必ずどこかのタイミングでは売却を検討するはずです。

しかし、この売るタイミングが難しいのです。

「もう上がらないかも知れない」の焦り、「まだ上がるかも知れない」の誘惑

f:id:Meister57:20190627225102j:plain

 

暴落で大きな含み損が出たら・・・

長期投資をしていると、大きな暴落にも直面します。そうなると、

「株価はもっと下がるかも知れない・・・」

といった形でどんどん不安になります。

自分の資産が毎日どんどん減っていく不安。証券口座の日次残高にマイナスがずっと続くと、汗水垂らして働いて稼いだお金を失っていく失望感と自分の投資判断への後悔や自己嫌悪から、もう投資から逃げ出したくなってきます。

実際にリーマンショックでは株式の価格は半値以下になりました。

こうして殆どの投資家は市場が暴落した時に自暴自棄になり、混乱の中最悪のタイミングで投げ売りをすることになります。

また、あなたが実際に老後になっていざ資金が必要な時に、市場が暴落に見舞われていた場合は、もっと悩ましい状況になります。

せっかくあった含み益を泣く泣く吐き出す、もしくは損切りをして生活資金に回すことになります。

頑張って長期で積み立てていたのに最大のリターンを取れない可能性もある訳です。

特にS&P500は非常に信頼性の高い指数で、長期投資では元本割れのリスクは低いと言えますが、キャピタルゲインを目的とした長期投資自体は将来の利益を保証するものではありません。

 

逆に含み益が沢山出てくると・・・

投資は長期で保有することが前提ですが、逆に投資している銘柄やインデックスが最高値圏にあったり、高値を更新して含み益が増えてくると、投資家としては利益を確定するために売却をしたくなります。

しかし、長期で投資をすればするほどリターンが上がりやすくなるのがインデックス投資の特徴です。

しかし、いざ売りたくなっても

「まだもっと上がるかも知れない」

という誘惑に揺さぶられます。

そうなってくると、いつ、どうやって売却して利益を確定すればいいかが、難しい問題になってきます。

前述のようにインデックスを使ったキャピタルゲイン狙いの投資というのは、売却タイミングが難しい投資戦略と言えます。

 

②インカムゲイン投資

f:id:Meister57:20190627225452j:plain

生涯売らない投資戦略

実は、この難易度の高い売却という作業を前提としない投資手法があります。

それが、配当を得ることを目的としたインカムゲイン狙いの投資です。

買付についてはインデックス投資同様に、上昇や下落のタイミングにあわせて売買をするのは避けた方がよく、毎月一定額をコツコツ積み上げていくことが大切です。

しかし、インカムゲイン投資の場合、資産を売却をする前提はありません。

インカムゲイン投資家の多くが、おそらく死ぬまで一生配当を受け続けることを想定した投資をしています。

インカム投資は主に、高い水準の配当や分配金を支払う、

・高配当株式
・連続増配株式(毎年配当金額を増やす銘柄)
・高配当株式ETF
・REIT(不動産投資信託) or 現物不動産
・高配当債券

などに投資を行います。

これらの資産に分散して投資を行い、毎期毎期、配当金を受け取っていく投資戦略です。

特に米国には高い配当利回りを出す銘柄やETFが沢山あり、税金を控除した後でも4%~5%の配当利回りを得ることも可能です。

長期で見たS&P500の配当込み年平均リターンは上昇・下落を繰り返しながらも7%~10%程度で推移しています。そのためインカム投資の配当込み年平均リターンの期待値は、S&P500へのインデックス投資に劣ります。

しかし減配をしない限りは、必ず決算日を過ぎると配当が入ってきます。

株価の上昇に一喜一憂することなく、コツコツ買い増しを続けていく。むしろ相場が下がったら高い配当利回りを得ることができるチャンスなので積極的に買い増しをしていきます。

そして、買ったら基本的には売却しません。

「売却をすることの難易度が高いなら、売却をしなくてもよい投資をすればいい」

というのが、インカムゲインを目的とした投資戦略の考え方です。

まとめ

キャピタルゲイン投資でも、インカムゲイン投資でも、買付はタイミングで投資せずに、

「一度に資金を投下せずに、期間を分散して投資をする」
「継続的に毎月一定額の買付をする」

と、リスクを分散した形で買付をするのがセオリーです。

また一方で、

「損切りをする」
「利益確定をする」

といった資産の売却は、ご自身で想像しているよりも難易度が高い作業と認識しておいた方が良いでしょう。

キャピタルゲインを狙うインデックス投資は長期リーマンを考えると、効率が良く堅実な投資手法です。

しかし、市場暴落時には鉄の心でホールドが求められますし、自分で納得いくタイミングを決めて売却をする必要があり、結構難易度は高いです。

 

その売却タイミングに自信が持てないなら、自動でコンスタントに利益確定をして、安定的なキャッシュフローを生むインカムゲイン投資が、一つの処方箋になります。

日比谷タクミは投資を22歳から緩く始めてはや15年くらいは投資を経験してます。しかし、未だに売却タイミングや、暴落時の対処自信が持てません。

また、暴落時にも継続して配当が入ってくるという安心感、売却してしまうと配当が入ってこなくなるのホールドする理由になる、といった点から、インカムゲイン投資に軸足を置いてます。

 

この記事が皆様の参考になれば幸いです。

【スポンサーリンク】