日比谷タクミ 令和を生きるサラリーマンのための資産形成

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15歳に100万円の投資資金を渡す親の教育は"是"か"非"か

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こんにちは、国際分散と配当再投資で令和の生き残りを目指す日比谷タクミです。 

私の知人で22歳で既に資産3000万円を保有していたという強者がいます。

その彼はアメリカの帰国子女で15歳の時に父親から、

「この100万円を使って投資をしろ」

というアドバイスを受けて株式投資を行っていたとのこと。

彼はその資金を使って投資を始め、大きく資産を伸ばして22歳で3000万円の運用資産にした、という強者です。

インベスターZという人気の投資マンガがあります。

 

 

この漫画では主人公の中学1年生の財前君が、超有名私立高の道塾学園の投資部に入部させられて、そこから投資やマネーについて学びながら、類まれな才能を発揮していくという物語です。

共通点するのは、「若くして投資を学ぶ」ということ。今回はこの子供への投資教育についてついて考えていきたいと思います。

 

日本人は投資教育を受けないまま大人になる

海外の金融教育

米国ではパーソナルファイナンスについて若年期から教育がなされています。

以下の図は、米国で金融経済教育の推進組織として活動するNPO法人、ジャンプスタート(Jump$tart Coalition for Personal Financial Literacy )が提起している、中高生が理解するべきパーソナルファイナンスについての枠組みです。

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Source:知るぽると

 

・どのように収入を得るのか?
・ファイナンシャルプランニング
・消費、クレジット
・投資

といった総合的な領域における基礎教育を、中高生に向けて実施しようというのが欧米先進国の考え方です。

授業にもモノポリーを取り入れたり、金融リテラシーのケース問題を取り入れたりと米国やイギリスなどでは様々な工夫がなされています。

日本ではちゃんと金融教育がなされていない

冒頭に紹介したインベスターZの中でも、日本が貯蓄の国になった理由として、

戦争に勝つために貯金せよ」

という政府のプロパガンダが影響していると、述べられてます。

1990年代以降の金融ビッグバン以降、日本でも昔に比べれば金融教育というものが必要であるという認識が強まってきましたが、海外に比べてその認識はずいぶん遅れています。

日本においては、中高生が受ける金融教育は消費に対するものが殆どで、学校教育について保険、税金、投資といったカテゴリーの教育を受ける機会は殆どありません。

若年期にマネーリテラシーを学ぶ機会の欠如が、結果として日本における金融資産保有は、そのほとんどが現金と保険、という歪なものになっている原因となっています。

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※日本銀行調査統計局 資金循環の日米欧比較より

15歳に100万を渡して「運用しなさい」という教育の是非

その中で、冒頭に紹介した「15歳の息子に100万円を渡して投資させる」という教育方針にたいして、どのように考えるかを議論してみたいと思います。

メリット

「生きた経済を学ばせる」という観点でいうと、この教育方法は間違いなく本質を得ていると思います。

投資を始める資金制約を取り払える

まず投資というのは始めるまでの金銭的ハードルが高いのが特徴です。

多くの方が社会人になってから初めてちゃんと収入を得て投資をできる状態となりますが、しばらくは手取り収入が少なく、特に1人暮らしをしてしまうとお金は全然貯まりません。

仕事に必要なスーツ、シューズ、カバンなども定期的に買い揃えないといけませんし、クリーニングにもお金がかかります。また社会人になって自分で稼ぐことを知ると、やはり好きなものも買いたくなります。

そうしているとお金が貯まらないまま数年が過ぎてしまい、パートナーと結婚の話が出てきたりして、お金が貯まらない状態が続きます。

ついに結婚して家庭のお金を心配するタイミングが訪れ、投資について調べ始めるのです。結構それが30歳を過ぎてからになってしまったりします。そのタイミングで投資が開始出来ればまだいいですが、そうでない方もいる訳です。

マネーリテラシーを持った状態で社会に出ることが出来る

投資を行うことで金融経済、財務、企業について調べるようになります。経済に関するニュースについても触れるようになります。

学校で学ぶことよりも、よっぽど大人になってから役に立つマネーリテラシーを持った状態で社会人になることが出来ます。

子供に金融教育をするストーリーというと、もう1つ代表的なのが「金持ち父さん貧乏父さん」です。

この本では投資というよりも、お金持ちになるための考え方を学ぶ意味合いが強いですが、こちらも素晴らしい内容です。

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デメリット

投機に夢中になるリスク

仮に中学生が100万円をポンっと渡されても、追加入金ができないと長期の積み立て投資と、本質的な投資が出来ません。

そうなると、投資がそのまま投機になってしまう可能性が高くなります。そして、100万円をそのまま溶かしてしまうこともあります。

確かに投機的な投資を一度経験して失敗しないと、長期投資の大切さに気付きにくいという面もあります。"相場が動く興奮が自分自身を支配する"という経験をして実際に身体でそれを理解しておかないと、

"感情のコントロール"という投資に最も必要な能力

が身に付きません。

失敗も経験のうちと考えればいいですが、そこからちゃんと学びが得らえるように親が子にちゃんとガイドしてあげる必要があります。

若くして儲かりすぎると人生が捻じれてしまう可能性も

友人は新卒入社時点で資産を3000万円ほど持っていたので、社会人になってもらう

「手取り20万円の給料が馬鹿らしく感じた」

と言っていました。

その彼は何とかその後社会人を続け、順調に出世もしています。

しかし、若くして儲かりすぎると会社員で居ることが馬鹿らしくなって辞めてしまい、社会人経験がないトレーダーのような人生になってしまうリスクもあります。

それが悪いとは言えませんが、少なくとも"社会人経験により得られること"は大きく、人生にとって重要な経験であることは強調したいです。

まとめ

私も子供が出来たら投資教育をしっかりやってあげたいと思っています。とはいえ、ジュニアNISAの積立をしてあげていても、子供の金融リテラシーは育ちません。

個人的には、

子供に投資用資金を渡してあげる

というのは一見ラジカルな教育方針に見えますが、「実体験から学ばせる」という観点からはとても合理的な教育なのではないかと思います。

しかし、その金額や渡し方については慎重に考える必要もあると思います。

 

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